需要が高まるデイサービス

高齢者が増加傾向にある日本において、介護福祉施設も増えつつある。そのなかでも住み慣れた自宅で生活を送りながら体力の低下を予防したり、他者と交流する場を提供し、認知症や体力低下を予防することを目的としたデイサービスの需要が高まっている。自宅にて生活を送っている方が集まる場所ともなっており、自宅で入浴などが困難となったり、同居する家族が介護にあたっており日中は仕事などで留守にしていると言った方などが利用されることが多い。高齢者のための学校のようなものであり、基本的には車で自宅まで送迎があり、栄養管理された昼食の提供を受けられ、希望に沿って入浴などの介助が行われる。デイサービスでは体力の低下や認知症を予防するために個々に合わせた趣味の時間を大切にし、塗り絵や俳句、更にはカラオケなどを他者との交流を加えて楽しむことで心身共に健康でいることを目的としている。

また、季節毎の行事に積極的に取り組んでいる事業所も多く、正月はもちろんだが七夕やクリスマスなどの様々な行事に参加出来るだけではなく、高齢となってなかなか出かけることが出来なくなったお花見や買い物、地域のお祭りへの参加も期待できるのだ。学校などと同様、平日だけの受け入れを行っている場合が多いが近年では土日や祭日なども受け入れが可能となっているデイサービスも増加傾向にあり、利用する方は自立者が多いが、車イスなどを要する介護が必要となる方も多数利用されているのが現状だ。

大まかにこのような取り組みをなしているのがデイサービスである。デイサービスで介護職を始めたいと思っている人は最低限このようなことはまずはじめの一歩として頭に入れておいた方が良いだろう。